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PREO DESIGNは、創業当初よりネット環境さえあれば場所を選ばずに働ける環境づくりを整備してきました。災害や感染症対策はもちろん、最も大きな理由は「住んでいる場所に関わらず優秀なクリエイターと仕事をしたい」という想いからです。
そして、2023年4月に全国のクリエイターとチームを組み、地域の課題解決を行う「Locadi(ロカディ)」を新規事業としてスタートしました。どこででも働ける時代とはいえ、「その地域に住む人々が地域課題を解決することが最も適切な選択肢である」と考えるPREO DESIGN代表の古庄さん。全国で活躍するクリエイターの働く環境を整える目的で、いいオフィスの法人プラン導入に至りました。
そこで、今回はPREO DESIGN代表の古庄さんに、導入の背景や活用方法、今後の展望について、伺いました。
クリエイターとともに地域課題を解決する「Locadi」をローンチ
いいオフィスの法人プランを導入することになったきっかけをお教えください。
当社の新規事業として、地域に特化したディレクターが全国各地のクリエイターとともに地域課題を解決する「Locadi(ロカディ)」というサービスのローンチ準備を進めていました。
「Locadi」に必要不可欠な全国のクリエイターに対して、全国どこにいても快適に作業ができる環境を整えたいと考えていたときに、いいオフィスを知って導入を決めました。
「Locadi(ロカディ)」について教えてください。
現在、日本国内では各地で地域ごとに異なる課題を抱えています。これらの課題に対して、その地域に住むクリエイターと当社がチームを編成して、私たちがディレクションしながら地域課題の解決を目指すサービスです。
自治体や地域振興、まちづくり会社様、商工会、観光協会、生産者様および生産団体の担当者様と地元クリエイターの間に入って、プロジェクトを管理進行していきます。
「Locadi」を立ち上げた背景を教えてください。
自治体や地域にあるまちづくり会社から「地元のクリエイターと一緒に地域課題の解決を目的としたプロジェクトをやってみたが、上手くいかなかった。」という話を聞くことが少なくありませんでした。
詳しく話を聞いてみると、企画やプロジェクト、チームをまとめる「ディレクション」不在の状態で進めてしまっていることが、上手くいかない原因だと分かりました。
戦略を立て、企画を出して、全体をマネジメントしながらプロジェクトを円滑に進めるためには、地域に特化したディレクターが必要と考えて「Locadi」を立ち上げました。
「Locadi」成功の鍵を握る、全国各地にある快適なワークスペース
なぜ、「Locadi」の事業に、全国にあるワークスペースが必要だったのでしょうか?
Locadiサービス開始に伴い、現在、全国でデザイナー、ライター、フォトグラファー、映像クリエイター、フード開発者など、各地域のクリエイターを募集しています。
今後、全国で採用を進めていくときに、各地に拠点を作るコストが一番の懸念点でした。複数名を採用している地域であれば、事業所を設けることも検討できます。しかし、まだクリエイターが少ない地域に事業所を開設することは、コスト面で現実的ではありませんでした。
でも、クリエイターに対して、快適に作業ができる環境を提供したい。そう考えて、解決できる方法を探しているうちに、いいオフィスのことを知りました。
いいオフィス法人プランの導入メリットを教えてください。
いいオフィスの法人プランは初期費用が不要で、ドロップインプランであればランニングコストはなく、利用料は従量課金分だけで済みます。テナントを借りて事業所を開設するより極めて少ない初期投資で済むため、固定費を大きく削減できます。
自社で拠点を開設することなく、全国のクリエイターに快適な作業環境を提供できる。この両立が可能だと分かり、いいオフィスにコンタクトしました。
現在、ワークスペースを提供する会社は増加傾向にあります。数ある中から「いいオフィス」を選んだ理由を教えてください。
いいオフィスは、いわゆる大都市圏や地域の県庁所在地以外の場所にも拠点があります。私たちは今後、日本の各地に住むクリエイターと連携していきます。そのクリエイターが大都市圏や県庁所在地に住んでいるとは限りません。
都市の規模にかかわらず全国各地で800以上の拠点を提供していることが大きな決め手でした。
サービス導入にあたり、他社と比較されましたか?
当然、他社サービスと比較して検討しました。ただ、価格や拠点数、地域、空間クオリティを考えた結果、それほど迷うことなく「いいオフィス」一択でした。
「テレワークであれば自宅で十分」という方もいるかもしれませんが、生産性やマネジメントを考えると「テレワークは自宅のみ」という状態は望ましくありませんでした。
いいオフィスであれば、自宅よりも快適な空間・整えられた設備環境で働けるため、生産性にも寄与できる点が魅力です。また、管理画面で利用状況を確認可能なため、マネジメントにも活用できます。
場所の提供だけでなく、マネジメントにも活用していきたい
いいオフィスをどのように活用していますか?
導入翌日から岡山で活躍するクリエイターが地元のワークスペースを利用していました。どんなスペースで働いているのか気になってHPを見てみると、羨ましくなるくらい素敵なスペースでした。利用したクリエイターの満足度も高く、早くも導入の効果を感じています。
また、快適な仕事場所の提供だけでなく、マネジメントの手段としての活用も進めています。
全国のクリエイターと連携してプロジェクトを進めるにあたり、どうしても私たちの本社がある熊本と物理的な距離が発生してしまいます。フルリモートで一緒にプロジェクトを進めていくにあたり、マネジメントにおける課題が発生すると予想しているので、その解決策の一つとして「いいオフィス」の活用を考えています。
具体的には、クリエイターが「いいオフィス」を利用している時間を記録して、その時間を当社の勤務時間として報酬をお渡しする予定です。
いいオフィスの管理画面を活用して報酬を決定するやり方は初の試みです。
私もいいオフィスを知った当初はここまで構想していませんでしたが、管理画面の使い方について説明を受けるうちに、この報酬制度を思いつきました。
今後の展望について、教えてください。
いいオフィスを活用することによって、「Locadi」の展開地域は徐々に全国に拡大しています。サービスローンチから約3週間で、100名以上のクリエイターに登録いただきました。
6次産業化や特産品づくり、観光地のプロモーション、移住定住促進、商店街等の地域活性化、地場産業のブランディングなど、地域の課題解決を目指すとともに、展開地域を全国各地に拡大していきます。
新しい働き方を実現するコワーキングスペースの法人プラン
新型コロナウイルス感染拡大の影響や働き方改革の推進によって、急激に普及しているテレワーク。テレワーク時の働く場所として、快適なオフィス空間を提供するコワーキングスペースやサテライトオフィスの需要が高まっています。
当社は全国47都道府県と海外に800店舗以上のコワーキングスペースを展開し、働き方の変化に伴って発生した″オフィス賃料”や”テレワーク時の仕事環境”をはじめとする固定オフィスをお持ちの法人様が抱える課題を解決するコワーキングスペース利用の法人プランをご提供しています。