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2022年1月、千葉県船橋市でグランドオープンした「いいオフィス津田沼 by MACHI DESK」。16坪という小規模ながら、いいオフィスの無人運営パッケージを導入することで、7ヶ月で黒字化を実現しました。
一般的に「コワーキングスペースは儲からない」というイメージを持たれる方も少なくないと思います。しかし、「いいオフィス」は2018年に会社を設立して、2022年12月現在、全国47都道府県に800店舗以上のコワーキングスペースを展開するまでに成長しました。展開店舗の中には、いいオフィス直営店舗も含まれています。
自分たちで店舗を立ち上げて、運営している「いいオフィス」だからこそ提供できる、無人運営パッケージを活用した事例を「いいオフィス津田沼 by MACHI DESK」の実績からご紹介します。
「いいオフィス津田沼 by MACHI DESK」の概要
千葉県船橋市に位置する「いいオフィス津田沼 by MACHI DESK」は、津田沼駅前にあるテナントビルに居抜きで入居し、無人運営店舗として2022年1月にグランドオープンしました。
アクセス
JR「津田沼駅」は1日の平均乗車人員79,799人(2020年度)にものぼり、西船橋駅・船橋駅・柏駅・千葉駅に次ぐ第5位、JR東日本全体では「日暮里駅」に次いで利用者が多いターミナル駅です。
駅周辺には商業施設や飲食店等が多く立ち並ぶ人気が高いエリア。「いいオフィス津田沼 by MACHI DESK」はJR「津田沼駅」から徒歩1分、新京成線「新津田沼駅」から徒歩4分の場所にある、アクセス抜群のコワーキングスペースです。
店舗の特徴
店内は、テレワークやweb会議はもちろん、英会話のレッスンや試験勉強など、周囲を気にしてしまう場合や集中したいときに最適な全室個室型ブースをご用意。
また、ブース内には観葉植物を置くことで、BGMと併せて自然の中にいるかのような環境を創出。店内にはコーヒーや紅茶、緑茶をご用意したドリンクコーナーもあり、有意義に気分転換の時間をお過ごしいただけます。
インフォメーション
店舗名称:いいオフィス津田沼 by MACHI DESK
住所:千葉県船橋市前原西2丁目14-2 津田沼駅前安田ビル 4F
最寄駅:JR「津田沼」駅より徒歩1分
営業時間:7:00~22:00
定休日:年末年始
広さ/席数:16坪/16席
売上推移
- 売上推移(税込)
「いいオフィス津田沼 by MACHI DESK」は、2022年1月にグランドオープンして、売上は右肩上がりで順調に推移。月額会員は減少傾向になるタイミングがあることに対して、ドロップインは堅調に伸びています。
店舗収支について、支出は家賃や光熱費、インターネット回線、ウォーターサーバー費用など計30万円程度で、7月に単月黒字を達成。
認知拡大や集客は、いいオフィスのwebサイトやアプリ、PRTIMES配信でを行い、現状の稼働率は60%程度。さらなる収益拡大のために、個室環境の改善に向けて取り組んでいます。
ポイント1:居抜き(譲渡)物件で初期費用を抑える
この店舗は2021年11月まで大手企業がコワーキングスペースとして運営しており、居抜き(譲渡)物件として引き継いで、「いいオフィス津田沼 by MACHI DESK」として運営しています。
そのため、初期費用は保証金やスマートロック工事費、インターネット回線工事費、監視カメラ購入費のみ。店舗の認知度がゼロからのスタートではないことも、大きなアドバンテージでした。
ポイント2:融資で当面の運転資金を確保
店舗経営について、初期費用は低く抑えられましたが、黒字化には時間が必要だったため、当面の運転資金を確保する必要がありました。
店舗オーナーはこれまで起業や経営経験がありませんでしたが、自己資金があったこと、フランチャイズ加盟であることが大きな理由で、希望通りの融資に成功。設備投資できる状態をつくって、顧客満足度向上の施策に費用をかけることができました。
ポイント3:無人運営で固定費削減と収益拡大を両立
店舗運営について、アプリ、スマートロック、監視カメラ、管理画面が連動した無人運営パッケージを導入することで、無人運営を実現。譲渡前の運営会社は、スタッフが常駐する有人運営に対して、無人運営にすることで、固定費の大幅削減に成功しました。
また、営業時間を「8:00~20:00」から「7:00~22:00」に変更することで、収益を拡大。仮に営業時間を24時間にした場合、シミュレーションでは売上が9万円/月ほどアップするため、24時間営業を希望していましたが、ビル管理の都合で断念。金融機関が入居しているビルはセキュリティが厳しい傾向にあるため、24時間営業を検討中のオーナー様は注意が必要です。
ポイント4:全室個室型で競合他店と差別化
店舗がある「津田沼駅前安田ビル」には、他社のコワーキングスペース2店舗が入居しています。
一見、競争性が高く収益確保が困難であるように思えますが、全席個室型であること、個人利用・法人利用ともに受け入れ可能であることによって、差別化・店舗間の役割分担ができているため、店舗経営が成り立っています。
ポイント5:小規模店舗でも無人であれば収益を確保できる
店舗経営について、有人で運営する場合は人件費分の収益を確保するために、席数の確保が必要で、いいオフィスでは80坪以上のスペース確保を推奨しています。
それに対して、無人運営であれば人件費を削減することができ、規模が小さい店舗でも収益化が可能です。
店舗オーナー紹介
株式会社migratory 天野 卓
店舗オーナーになって約1年が経とうとしています。「自分で事業をやってみたい」と思って始めましたが、実際に一歩踏み出すまでに、かなり悩んだことを今でもハッキリ覚えています。その理由の一つに、融資があります。「何百万円も融資するのは怖い」と考える人も多いかと思いますが、少し視点を変えて「車を購入するためのローンを組むことと変わらないな」という考えに至ったことで、踏み切ることができました。
実際に店舗がOPENすると、いいオフィスの無人運営パッケージはユーザビリティがとても高いことが改めて分かり、いまだに「アプリの問い合わせが分かりません」や「スマートロックの開け方が分かりません」という問い合わせは一件もありません。
現在も「どうしたらご利用者様の満足度を高められるか?」を考え、「どうしたら経営効率を高められるか?」を学びながら、運営しています。これまでは、事業の一部しか見えていなかったことが分かり、日々学ぶことばかりです。
コワーキングスペースは、津田沼のようにビジネス街より住宅地のニーズが高い傾向にあります。小規模スペースでも無人で始められるため、「何か事業やってみたい」という方には会社員の副業や個人事業主が行う事業としてオススメです。今後は店舗のnoteで情報発信していきますので、是非ご覧ください。
「いいオフィス」オーナー様募集
いいオフィスでは、コワーキングスペースの新規立ち上げ支援はもちろん、運営中の既存コワーキングスペースのFC店加盟も募集しています。
また、「コワーキングスペース運営には興味があるけどオープンまでの準備が大変そう…」という方向けに、建売型のコワーキングスペースを販売。オーナーにご興味がある方もお気軽にお問い合わせください。
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